Excelでは、簡単に端数を処理する関数があります。今回は「ROUND関数」「ROUNDDOWN関数」「ROUNDUP関数」を分かりやすくご紹介したいと思います。
ROUND関数の使い方(四捨五入)
まずは、「ROUND関数」です。
「ROUND関数」では、数値を指定した桁数で四捨五入をしてくれるのでとても便利です。
早速、使い方を見ていきましょう!
ROUND関数
数値
四捨五入の処理をしたい数値を直接入力するまたは数値の入力してある指定のセルを参照します。
桁数
数値を四捨五入する桁数を指定します。
桁数の指定方法は下記のようになります。
一の位が基準の0となり、左に行くほど-1され、右に行くほど+1されていきます。
この関係はぜひ覚えておきましょう!
「ROUND関数」の使用例
例1 小数点第一位を四捨五入
数式 =ROUND(2023.2,0)
結果 2023
例2 小数点第三位を四捨五入
数式 =ROUND(20.456,2)
結果 20.46
例3 百の位を四捨五入
数式 =ROUND(202385,-3)
結果 202000
※注意点※
指定した桁数までの数字の四捨五入を行っている点です。
例を見ると、指定した桁数の後ろを四捨五入しているのが分かります。
よく間違えてしまうポイントなので注意しましょう!
ROUNDDOWN関数の使い方(切り捨て)
次に、「ROUNDDOWN関数」です。
「ROUNDDOWN関数」では、数値を指定した桁数で切り捨てしてくれます。
使い方を見ていきましょう!
使い方は、「ROUND関数」と全く同じです。四捨五入か切り捨てかの違いのみです。
数値を指定し、任意の桁数を指定することで、数値をその桁数に切り捨てます。
例を見てみましょう!
「ROUNDDOWN関数」の使用例
例1 小数点第一位を切り捨て
数式 =ROUNDDOWN(818.8,0)
結果 818
例2 小数点第三位を切り捨て
数式 =ROUNDDOWN(20.456,2)
結果 20.45
例3 百の位を切り捨て
数式 =ROUND(201980,-3)
結果 201000
「ROUND関数」と同様に、指定した桁数までの数字の四捨五入を行っている点に注意しましょう!
ROUNDUP関数の使い方(切り上げ)
最後に、「ROUNDUP関数」です。
「ROUNDUP関数」では、数値を指定した桁数で切り上げしてくれます。
使い方を見ていきましょう!
使い方は、「ROUND関数」と全く同じです。四捨五入か切り上げかの違いのみです。
数値を指定し、任意の桁数を指定することで、数値をその桁数に切り上げます。
例を見てみましょう!
「ROUNDUP関数」の使用例
例1 小数点第一位を切り上げ
数式 =ROUNDUP(321.2,0)
結果 322
例2 小数点第三位を切り上げ
数式 =ROUNDUP(20.453,2)
結果 20.46
例3 百の位を切り上げ
数式 =ROUNDUP(201280,-3)
結果 202000
注意点は先ほど同様です。
練習問題
今回紹介した関数の練習問題を解いてみましょう!
問題は全部で3問です!
全問正解だった方やそうでなかった方も、復習を定期的に行い、知識を定着させていきましょう!
今回は、Excelで四捨五入や切り捨て、切り上げなど、簡単に端数を処理する方法をご紹介しました。
日常的にも頻繁に使われる関数の1つなので、ぜひ覚えておきましょう!
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